遺伝子発現量のばらつきが、観察結果も、操作の結果もばらつかせるので、AAVによる遺伝子発現は好きではなく、AAVを使うことは控えていました。しかし、アイデアをすぐに実現させる、試してみるにはAAVのスピードに頼らざるを得ません。近年のAAV技術のうち、ラボで特に役立っているのは、以下の3つです。
1) BBB透過型のserotype 3種(PHP.eB, AAV-F, 9P31)を場面ごとに使いこなす
2) 群馬大学 平井先生・今野先生が作られたMP法(Minimally Purification Method)
3) AiE(Allen Institute enhancers)
AAVの技術を高めるには、AAV injection後に、遺伝子発現を迅速にチェックして、PDCAを回すことが必須です。