54才になる。65才定年まで干支1週12年。吉田慶多朗君が2020年6月に亡くなって、今年で七回忌を迎えます。つまり丸6年が経過します。これからこの6年の倍の時間をアカデミアで過ごす事ができる。6年制の医学部生を二回り面倒見ることができる。あれから6年経って、ラボで日常行われる実験も変わりました。そのため、「研究を支える技術」を更新しました(工事中)。
構造生物学、結合化合物のスクリーニング、MRSなどこれまでやったことないものにも手を出しています。要所は専門家にお任せであるが、明確なゴールを設定して自分が責任もって進められています。これが叶えば、精神疾患の発症や回復の理解が進むはず。こんなにもダイナミックな脳の一側面を捉えてみたい、見てみたい。ヒトで可視化してこそ意味がある。自分の運を、ラボに集う仲間の運を、信じています。
私を含めたラボメンバーは、多くの研究者に、多くのことを教わっています。皆さん本当によく教えてくれます。有り難いです。きっとそれは、亡き池中先生や私の諸先輩がかつてgiveしたものが、回り回って自分の所に来ているのだろうと思う。もしかしたら私がかつてgiveしたものが回り回ってきたのかもしれない。だから私は、私に関わるヒトにできるだけ多くのことをこれからもgiveしたい。そういうつもりでラボでも学内でも、学会でも、どんな場でも心がけています。
私が担当する3年生のオムニバス講義に学外講師で来られた清水雄介教授(琉球大学医学部 形成外科)からservant leadershipという言葉を教わりました。慶應医学部生のように、地頭が良く、育ちが良く、人柄が良い学生が集まるところでは、支配型のリーダーである必要は全くなくむしろそれは害悪ではないか。こと教育機関においては。彼らに奉仕すること、彼らを信じること、一緒に考えること、背中を押すこと。時には「向いていないから研究やめよう(向いていることに力を注ごう)」「研究が楽しくないならするな(楽しく取り組めることに力を注ごう)」と真顔で伝えること。これによってむしろ彼らに新しいチャンスが巡ってきます。
このラボを通過したあらゆるメンバーが、何かに気付き、己の成長を実感し、充実した人生を歩んでもらいたいです。そして新たなリーダーになっていって欲しいです。ここは研究する場でありながら、育つ場でもある。私は淡々と目の前のことをやる。
年の初めにラボのモットーを再掲します。
Beauty is truth(濵清)
研究を楽しむ(池中一裕)
共同研究者から学ぶ(半学半教の意訳)
2025年の10大ニュース
1. VBMアウト、DBMセーフ(詳しくは「研究を支える技術」の構造MRIをご覧下さい)
2. 9月以降のChisatoの集中力が素晴らしい。凄い医学部生だ。国試頑張って。
3. Key &さっきー追いコンがラボ至上最高の高い質。情熱大陸に感動した。
4. Yuka2の電子顕微鏡観察のたちあげ、線条体神経細胞培養のたちあげは見事。学部生レ
ベルを超えている。刈り取ろうな。
5. 医学部先端研同窓会を立ち上げ、プレ同窓会を開催。
6. JSPS 先端科学シンポジウムFoSの事業委員になりました。
7. 10年ぶりにコロンビア大学を訪れ光と影を見た。
8. ISN-JSNシンポジウムでEero Castrenを招聘。
9. Tomokoの画像が美しい。
10. 学術変革Aグリアデコード終了。
2026年の予定
Taichii, Chisato, Godを華々しく送り出し、大典を迎入れる。
IMAでブラジルに3週間付き添い。
先端研同窓会の第一回の正式な集まり。
MCB講義は2026年で閉講。